まんが日本昔ばなし『ふとんの話』
あらすじ
昔、貧しい村に住むお婆さんがいました。ある大雪の日、お婆さんは寒さに震えて布団にくるまっていました。すると、布団の中から「お婆さん、お婆さん」と声が聞こえました。
不思議に思ったお婆さんが布団を開けると、なんと布団の中から小さな小人たちがたくさん出てきました。小人たちは、「お婆さん、お婆さん、お布団に入れてよ。外は寒いよ」と言いました。
お婆さんは困りましたが、小人に同情して布団に入れてあげました。小人たちは布団の中で暖かく眠りにつくことができました。
次の朝、小人たちは目覚めて、「お婆さん、ありがとう」とお礼を言いました。そして、小人は「このお礼に、私たちはこの布団を毎日温めてあげるよ」と言って姿を消しました。
それからは、お婆さんの布団は毎日ポカポカと暖かく、お婆さんは寒さ知らずで快適に過ごすことができました。
登場人物
- お婆さん
- 小人たち
教訓
- 親切心は報われる。
- 小さな存在にも思いやりを持とう。
- 困っている人には手を差し伸べよう。
現代への応用
この昔話は、現代社会でも通じる教訓を含んでいます。
- 親切な行為は、たとえ小さなものでも、いつか報われる可能性がある。
- 弱い立場にある人や生き物にも敬意を払うことが大切。
- 困っている人を見かけたら、無関心を装うのではなく、できる範囲で助けよう。