まんが日本昔ばなし『不思議なコマ犬』
あらすじ
昔々、ある村に寺があり、その門前に立派なコマ犬が2体ありました。夜になるとコマ犬は動き出し、村中を走り回って人々を驚かせていました。
ある時、和尚さんが夜中にコマ犬を捕まえようとするも失敗。コマ犬は和尚さんの背中に飛び乗り、村中を暴れ回ってしまいます。
騒いでいるところに村人が集まり、和尚さんと一緒にコマ犬を追い詰めました。しかし、コマ犬は不思議な力を発揮し、和尚さんと村人を振り払って逃げ出してしまいました。
コマ犬の秘密
和尚さんはコマ犬がただものではないと悟り、ある夜、コマ犬に近づいてその秘密を尋ねます。コマ犬は、「自分は悪いものではなく、村を守るために戦っている」と打ち明けます。
実は、村の近くには悪鬼が住む洞窟があり、その悪鬼が村を襲おうとしていました。コマ犬はそれを阻止するために村中を駆け回り、悪鬼の出現に備えていたのです。
クライマックス
和尚さんと村人はコマ犬の話を聞いて、悪鬼の存在を知りました。一緒に洞窟に向かい、悪鬼と対峙します。悪鬼は強力でしたが、コマ犬の助けを借りて見事に退治することができました。
その後
悪鬼が退治された後、コマ犬は村の守り神として崇められました。それからは、コマ犬は夜になると村中を走り回ることがなくなりました。そして、村は長年にわたって平和が保たれました。
教訓
この物語は、外見だけで判断してはいけないこと、そして協力と団結の大切さを教えてくれます。また、怪奇現象の裏には、それを解決する鍵が隠されているかもしれないということも示唆しています。