ねずみと爺さ(または「ねずみとじいさん」)
あらすじ
貧しい爺さんが、ネズミから仲間に引き入れるよう頼まれます。爺さんは最初は断りますが、ネズミが約束するおいしい食事に釣られて承諾します。
ネズミは爺さんを地蔵堂に連れて行き、大量の食べ物を用意してご馳走します。しかし、爺さんは食べ物が腐っていることに気づき、怒ってネズミを追い払います。
ネズミは怒り、爺さんの家に火をつけます。爺さんは逃げ出し、池に飛び込んで難を逃れます。しかし、ネズミは爺さんを池でも追いかけます。
爺さんは途方に暮れてしまいますが、最後にはカラスに助けられてネズミから逃れることができます。
教訓
- 見知らぬものや申し出には注意する。
- 欲や誘惑に負けてはならない。
- 困ったときは、親切な人が現れることもある。
登場人物
- 爺さん: 貧しい農民。
- ネズミ: 狡猾で悪意のある生き物。
- カラス: 爺さんを助ける親切な生き物。
背景
この話は「落語」という日本の伝統的な話芸が原作です。室町時代に僧侶によって伝えられ、江戸時代には庶民にも広く知られるようになりました。
その他
- この話は、「まんが日本昔ばなし」の第1話でアニメ化されました。
- 「ねずみと爺さ」は、日本のみならず、世界中でさまざまなバリエーションで語られている民話です。